「カワサキに想う」 44-15
W1Sにまたがった瞬間に違和感を感じた、それはハンドルがいくらなんでもと思われるほどアップライトでアメリカンのポジションを連想してしまうのである。
ともかくキックを踏み込みエンジンを始動さすと「ここでBSA-A10」とは全然違うコピーだなんだと言うのがアホらしい、まったくの別人である、「スロットルを開けると」「ズダダンッ」と威勢のいい排気音が周囲に響き渡った。
雰囲気としてはトライアンフツインの軽さを思わせる部分があるが、W1Sは軽いようでドスが利いている、走り始めてもそのイメージは変らなかった、吹き上がりは実に軽やかでタコメーターの針は文字盤の上をビュンビュン踊りリァタイヤが路面をけって行く感触は太く明確に伝わってくる。
BSA-A10と比べると、欲しい時に欲しいパワーが直ぐについてくる感じは古くても日本車、英国車の乗り手側からの歩み寄りをそんなに要求しない、これは面白いエンジンだなーと思いつつ北米で問題の振動を探ってみる。
3000rpm近辺は余裕のヨウコチャン~5000rpmになっても過大というレベルには達しない、やっと6000rpmになるとようやくゴツゴツ感が出るが、これより振動が多い英国車はいくらでもある。
今日は「NPO法人THE GOOD TIMES」の総会、続きは明日にします。 t-hirai