「カワサキに想う」 44-6
サテサテCopycat & Original はロッカーボックス&ピストンの比較です
*写真 左側がBSA 右側がW1S
ROCKER BOX
ロッカーボックス軽さならBSAーA10、頑丈さはカワサキW1Sに軍配が上がる、シリンダーへット取り付けボルトはBSAーA10は9本、カワサキW1Sは12本(オイル漏れが怖かったのか?カワサキのオイル漏れは定評がある、但し、今の機種は心配はない)
ロッカーアーム/シャフトまわり構成はほぼ同様だがクランクケースから立ち上がるオイルパイプはBSAーA10が左側、カワサキW1Sは右側である。
次にピストンは
BSAーA10のボアー70mmピストンは、圧縮比が9,5:1のロケットゴールドスター用なので頭頂部がかなり盛り上がっているが、これ以外はカワサキと近い形状、カワサキW1Sはボアー74mmART製ピストンで特徴のあるスカート部BSA-A10と比較するとW1Aノキリコミは振るい付きたくなるほど現代的である。
ピン径は両者とも19mm、リング厚はBSA-A10は1,6/1,6/3mm、カワサキW1Sは2/2/4mmであり、規定ピストンクリアランスはBSA-A10:は0,101~0,139mm、カワサキW1Sは:0,51~0,071だが、カワサキの技術は現実より狭目に出来るとの説もある、オイル吐出の量が利くのかなー?
*写真文章全てクラシックモーターサイクリング3の再現である
次回は、CYLINDER/PUSH ROD/TAPPET/CAMSHAFTと続く・・・t-hirai