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Team Green

「TEAM GREE30周年」創設期に思う-16-8

 1992年新春オールスターで優勝した花田選手、’92年の最終の戦いに行われた(株)光輪モータースの突拍子もない賞金5,000千円がMXのレースに計上され総額10,000千円の賞金レース大いにレース界をにぎわせたものである。

 このレースワークスマシンを外して、量産車による戦い(イコールコンデション)であったため、各メーカーMX関係者がそれぞれの思惑を抱えながら注目する中秋に開催されたのである。

 まずはその年を占う’92年1月3日に行われた、恒例の鈴鹿新春オールスターモトクロス大会、昇格後初めて参加するIA&IB昇進組、既に昨年以前にIAとなり少なくても全日本MX大会を走ってきた海千山千のツワモノたちが、同じフイールドで競い合う、今年を占い集まってくる。

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これらの写真すべてコメントが付いており、詳細なんか要らない様なもんだが、前回の岡部篤史がゼッケン859を付けてジャンプしている写真の解説を少してみたい。

 イヤーカワサキも大したもんだ、なんせKRTのMXチームが河野監督兼メカが率いる岡部・花田・長沼の3選手を携えロサンゼルスに近いハンティントンビーチに近い所にアパートを借り、アメリカでの特訓が行われたのである。

 同行の4人は、1ヶ月何しろMXにドップリ浸かり、しかも、日本人だけでは意味が無いと現地のUSカワサキの粋な計らいで、飛ぶ鳥を落とすワード、ラシーン、マタセビッチと云うソウソウたるメンバーとの合同練習、又、よくばりにも実戦での経験も積みたいと、前回のCMCのゴールデンステートシリーズに参戦していたのを、この年からAMAのスーパークロスに初戦から4戦までエントリーまずは予選通過を目標に挑戦したのである。

 開幕戦では花田がラストチャンスで2位まであと一人で決勝まで転戦する度に3人の力が上がってきて、2月11日の最後の挑戦サンデイゴでのレース岡部選手がラストチャンスから決勝にコマを進めることが出来たのである。

 日本人が予選を通過したのは’77年~’80年まで参戦していた増田耕一(’92年当時HRC監督)以来だから10年ぶりの快挙である、増田選手は「オリエンタル・エクスプレス」の異名を付けられアメリカンが躊躇う4連ジャンプを2個ずつ飛び決勝で5位に入る快挙をしたナイスガイ、さてさて岡部や如何に・・・

 決勝のポジションは決して悪くなかった21人中10番手序盤はブルックスの後ろをピッタリマークするもやがて離され結局12位でチェッカー「ウーンもう少し行きたかった、来年来れたら10番以内には入りたい」「少々解ってきたジェフ、ジョンソンそうしてアト何人かにはかなわないけど行ける」と回顧している。

 増田監督は「余所のメーカーですが、ライダーの立場から云わして貰うと嬉しいことですね。今のレベルは私の時とは全然違うし立派な成績ですよ、これってアメリカに追いつけと云うことですよ」「若い人にはドンドン挑戦してほしい、そうしてアメリカの良い所を学んで欲しいですね~」

 今回のUS遠征の特訓の成果は、アメリカで岡部の活躍は高く評価され、若い二人にとってもこの上も無い刺激になったことだろう。

 ここから’92年以降のカワサキの快進撃はまた一段と激しさを増して行ったのである。

 ワークスは違うお金を懸けるな~何故?ソレハネ勝ためにあるんや・・・ところがTEAM GREENにもお金は無いけど目的があるんや、ソレハネ・・・

 ・・・顧客サービス・販売促進・広告宣伝・技術革新・士気の高揚・・・ナンヤ・・・

 これからは、熱き血潮をマシンに向けてひたすらに走る、老若男女何時の時代でも「若さと・力強さ&楽しみを」合言葉にこれからでも遅くない頑張ろうではなかろうか?チャンチャン

                         少し長く(クドク)なったな t-hirai

 追伸 茂樹が強いのはコースに「お金」が落ちているから、ソウ~や、それを拾うハングリー精神が彼を駆り立てるのである、次回はそのお金を拾いに行ったシゲキの武勇伝をお伝えしよう。
by toshi-hirai | 2013-09-04 05:11
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